嫌い嫌い！　大ッ嫌い！　変わらぬ思い

俺は付き合わない

　ココでティータイムとなった。

　富沢さんや志田さんが用意してくれた飲み物や菓子類でちょっとした語らいをやるのだ。

　広々となったリビングのフローリングの床に清掃業者の人たちがプレゼントしてくれた柄物のラグを引き、その上に小さなテーブルを置くと俺たちは囲んだ。

　キレイになったリビングで飲むアイスコーヒーはこれが又、格別な味である。

　志田さんが買って来たルーラー＝メーブル＝ショコラの味も悪くない。

　菓子をつまみながら富沢さんは西谷さんに尋ねた。

「どう敦子、家の中がピッカピカになった気分は？」

　コーヒーをすする西谷さん。

「イイよねぇ、何だか新しいウチに引越ししたような気分だし、夢みたい」

「でも現実なんだよねぇ」

「そうだよね」

　満足気な西谷さんである。

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