嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「ちょっと損した気分だけどよ。でもあれでイイって、自分では思っているんだ」
後部席に座っていた富沢さんが身を乗り出して来た。
「どうして、敦子からの交際OKを蹴ったりしたの?」
俺は逆に質問をした。
「アイツの、西谷敦子の顔を見た?」
「敦子の?」と志田さん。
「俺と付き合ってもイイって言っていた西谷だけど、目は怒っていたしあまりイイ顔をしていなかっただろう?」
富沢さんが思い出したように言う。
「そう言えば…何だか嫌な顔をしていたよね? それに全然、目も合わせなかったし」
「って言うか完全にソッポを向いていたもんな。付き合ってもイイって言ったのは、本心じゃないって俺は思ったから遠慮したんだよ」
今の俺が言った事に、志田さんがチョット反論っぽい言葉で返して来た。
後部席に座っていた富沢さんが身を乗り出して来た。
「どうして、敦子からの交際OKを蹴ったりしたの?」
俺は逆に質問をした。
「アイツの、西谷敦子の顔を見た?」
「敦子の?」と志田さん。
「俺と付き合ってもイイって言っていた西谷だけど、目は怒っていたしあまりイイ顔をしていなかっただろう?」
富沢さんが思い出したように言う。
「そう言えば…何だか嫌な顔をしていたよね? それに全然、目も合わせなかったし」
「って言うか完全にソッポを向いていたもんな。付き合ってもイイって言ったのは、本心じゃないって俺は思ったから遠慮したんだよ」
今の俺が言った事に、志田さんがチョット反論っぽい言葉で返して来た。