嫌い嫌い！ 大ッ嫌い！ 変わらぬ思い

「俺でイイの？」

　念を押してみる。

「田代君で？」

　いつの間にか、志田さんは俺の体に身を寄せて来ていた。

「俺みたいな男とラブラブ関係になって、後悔しないか？」

「しないしない、絶対にしないと思う。お互いに頑張れば、スッゴく良い関係になると思うから。ずっと私と生活を共にする事だし、消極的になっちゃダメ」

「ずっと生活を共にするって事は…。もしかして…」

「私を大事にしてよね。私も田代君を…、祐介を大事にするから」

　そうなのだ。

　志田さんは…、
　
　智美は俺と結婚するつもりでいるのだ。

　だったら、俺もコイツと生涯を共にしようと決めた。

「いきなりのプロポーズだから、指輪とか用意してないから」

「慌てなくてもイイよ。ゆっくりやろうよ」

　俺はこの後、智美のウチにお邪魔した。