嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 でもこうして、ゴールインするなんて夢にも思わなかったらしい。

 有り得ないと思っていたのだ。

「私が田代君と一緒になるのが、意外なのかなー?」と、ビールをグィッとやる志田さん。

「智美はあまり田代君の事なんか、あまり関心寄せていなかったじゃなーい? 敦子と違って別に嫌いしフツーに接してはいたけど…、別に興味も抱いていなかった。その敦子がこうして、ラブラブ関係になっちゃうなんて…」

 智美は金子さんの言葉に合わせて…

「不思議だねーって言いたいワケね?」と言った。

 変に思われてカチンと来たのか?

 智美は少し不満気になっている。

 相手の反応を見た金子さんは慌てて弁解する。

「別に、智子の事を変に思っているんじゃないよ!」

「違うの?」

「違うよ違う!」

「どう違うの?」

 
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