嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
富沢さんが本音で語る様子から、その思いが俺には強く感じて来る。
「敦子は高校時代に初めて田代君の顔を見た時から拒絶感を抱いていたのよね。榊原高校で一番、近づきたくない男子って、最初から決め付けていたぐらいだから」
ハァ…
俺って最初から西谷さんに嫌われていたんだ。
なるほどね。
倉田さんが俺でさえも知らなかった事を思い出した。
「そう言えば一年の時、初めて撮ったクラスの集合写真を敦子は田代君の所だけ塗つぶしていたよね」
「後からみんなに配布された写真でしょう? ペンか何かで塗つぶしたって言うの?」と富沢さん。
「敦子が自分の分を受け取ってからすぐに、私の目の前でマジックペンで塗つぶしたのよ」
「あのコ、その時に何か言ってた?」
「コイツは邪魔だね。チョー疫病神って軽蔑してた」
「敦子は高校時代に初めて田代君の顔を見た時から拒絶感を抱いていたのよね。榊原高校で一番、近づきたくない男子って、最初から決め付けていたぐらいだから」
ハァ…
俺って最初から西谷さんに嫌われていたんだ。
なるほどね。
倉田さんが俺でさえも知らなかった事を思い出した。
「そう言えば一年の時、初めて撮ったクラスの集合写真を敦子は田代君の所だけ塗つぶしていたよね」
「後からみんなに配布された写真でしょう? ペンか何かで塗つぶしたって言うの?」と富沢さん。
「敦子が自分の分を受け取ってからすぐに、私の目の前でマジックペンで塗つぶしたのよ」
「あのコ、その時に何か言ってた?」
「コイツは邪魔だね。チョー疫病神って軽蔑してた」