嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 多々良先生がステキな女性だと言われるのは、こう言う納得しちゃうアドバイスをくれるからと言うのが1つの理由なのだ。

 当の御本人はこの頃、なかなか彼氏が出来なくて文句ばかり言ってるって話しだけど今はどうなのだろか?

 以来、俺は明るく振る舞う事にした。

 俺ってば、元々はどちらかと言うと無表情に近い顔つきをしている。

 だから先ずは、顔の表情を柔らかくする事かな?

 毎朝、鏡を見て自身の顔の表情をチェックしながら一日をスタートする事を心がけるようになったのだ。

 その後、俺は大学に入ったけれど多々良先生のアドバイスを忘れずに学生を送っていた。

 お陰で友達はイッパイ出来たし、女の子にはモテモテだった。

 それでも、西谷敦子への思いは変わらなかった。

 以上が高校時代での恋愛エピソードである。
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