嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 他の3人が俺と西谷さんの動向に注目していた。

「ええっとね」

 俺は頭を掻きながら、適切な言葉を捜した。

「言いたい事が有るなら、ハッキリ言ってくれる? こっちは色々と忙しいし、用件なら早くしてよね」

 タハハ…

 西谷さんの今の言い方って、不機嫌で冷たい感じを受ける。

 だから俺は余計に緊張しちゃうのだ。

「久しぶりだよね?」

「ハァ?」

 しかも西谷さん、顔をしかめるし。

「久しぶりに顔を見るよね?」

「それが何か?」

「元気してたかなあって…」

「私がどう元気だろうと、アナタには関係無いと思いますけど」

「…」

 西谷さんのドライな言葉に、俺は返す言葉が見つからなかった。

「いったい何ですか?」

 西谷さんの素っ気無い態度に、コッチは気が滅入っちゃうし。
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