嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「アナタみたいに、馬鹿ヅラしてヘラヘラしろって言うんですか?」

 え?

 今の言葉に俺も何も反応しないワケない。

 カチンと来る言葉なのだから。

「俺から話しかけると、そんなに嫌なのかな?」

「…」

 西谷さん、ノーコメント。

「嫌なの?」

「…」

 ノーコメント続行。

「気分を害したらしたって、言えよ」

「…」

「西谷ィ!」

「したわよォーッ! ったくもぉーッ!」

 ウワッ!

 一際大きい声!

 回りの人たちの視線が又、一斉に集中した。

「気分を害したんだ?」

 西谷さんは俺の方を向き、腕組みをして言った。

「そうね! って言うか! なーんで、田代がココにいるのか理解出来ないって感じかなッ!?」

 嫌な事を言われ、俺も黙ってはいない。
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