嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「俺がココに来ちゃダメだって言いたいのかよ!?」

「まあ…、そう…思ってくれてもイイよね?」

「俺も榊原高校3年D組の卒業生だもんな。同窓会に参加しちゃイケないなんて、変だぜ」

「別に変じゃないわよ」

「何で変じゃねーんだ?」

「アナタを呼んだ覚えはないからよ」

「呼んだ覚えがないって、どう言う事だ? アンタは幹事じゃねーハズだろう?」

 これに関して、金子さんが説明した。

「今日のパーティはミチルが幹事だよ。敦子は連絡役なんだけどね」

 西谷さんは言葉を続ける。

「田代には何の連絡もしていないハズだよ。だから参加するって言う返事も聞いていないし。なのにどうして、ノコノコと顔を出して来たのか理解出来ない」

「私が直接、田代君に同窓会の事を教えたの。田代君から参加の意思を取ったのも私だし」

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