嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 ちょっと卑下っぽい言い方の質問だけど、西谷さんはズバッと答えた。

「ハッキリ言って迷惑。3年D組のゴミだった田代が馬鹿ヅラを見せると、パーティの雰囲気が悪くなっちゃうのよね。それに…」

 間を置く西谷さん。

 周りがざわめきだした。

「それに…、何だ?」

 俺は西谷さんから耳を疑うようなセリフを聞かされた。

「自分が馬鹿ヅラを見せたお陰で、皆に迷惑を掛けている! そんな事も、アンタは気づかないのォッ!? パーティの雰囲気は悪くなっちゃう上に、せっかくの料理が不味くなるじゃなーい!」

 何だよそれーッ!?

 料理が不味い!? 

 ちょっとそれって、酷い言い方!

 和やか雰囲気の中で楽しく進んでいた宴の席が、凍り付いた。

「お、お前!」

 俺は怒りで身体を震わせ、西谷さんをにらみ付けた。

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