嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 当の西谷さんはツーンとした冷たい態度を取っている。

「敦子ォッ! 今のは言い過ぎだよ!」

 富沢さんは指摘したけれど…

「言い過ぎじゃない。私は本当の事を、言ったまでだよ」

 西谷さんは自分が言った事に悪びれる様子も無く、平然としている。

「田代君に謝りなさいよ! 言ってイイ事と、悪い事があるんだよ!?」

 金子さんが俺に謝るよう、西谷さんに促した。

 でも西谷さんは…

「何で私が、こんなヤツに頭を下げなきゃならないの?」と、冷たい態度。

「暴言を吐いたからでしょう!?」

「だーかーら! 私は本当の事を言ったまでだって!」

 全く謝罪する気なんて毛頭ないようだ。

 怒りを打ち震える俺は、自分の食べ残しの取り皿を手でテーブルから思いっきり払い落とした。

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