嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 三十代ともなれば、このくらいの行為なんて当たり前の事だと思うけどそれでも驚かされる。

 志田さんは自身の顔を俺に顔に近づけた。

「これから、どこへ行っちゃうー?」

「ど、どこって…、何も決めていないけどね」

 そして、大胆なセリフを口にする。

「だーったらー! ホテル行こうよホテル!」と急にテンションアップ!

「ホテルに何しに行くんだよ?」

「決ってるじゃなーい! 久しぶりに会ったんだから! 一緒に泊まって、思いっきり楽しい事やるんだよー!」

「アンタとか!?」

「私はいつでもオーケーだよー! 田代君も、私と楽しい事やりたかったでしょー!? 西谷敦子に酷い事を言われて落ち込んでいるんだしー、私がタップリと癒してあげるからねー!」

「お、俺は!」

 俺はドキドキ気分になった!
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