嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 今も愛する母校…榊原高校で俺が思い出すのは、クラスメートの1人かつて憧れていた女の子である。


 ここからは俺自身の高校時代での恋愛エピソードについて語ろう。

 俺が憧れていた相手の名前は西谷敦子。

 当時、セミロングの髪が特徴のまあまあ可愛いコだった。

 頭良くてスタイル抜群だったのが、俺は今でも鮮明に覚えている。

 西谷さんとの出会いは俺が1年生の夏休みが終わって二学期の始業式を迎えた時だった。

 俺は1年C組で、西谷さんは隣のD組のクラスにいた。

 隣同士だったから、登下校や休み時間の時に顔合わせる事は度々有った。

 でも俺の方は別に特別な感情も無くて、フツーに見ていただけの存在でしかなかった。

 西谷さんの方も然りである。

 俺を見る事を有っても、別に特別な感情を抱く事も無かったのだ。

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