僕らの唄



悠side

食堂で数人の友達とご飯を食べていると突然声をかけられた。

振り向くと顔を真っ赤にさせた
子と後ろにはその子の友達らし
い子が数人のかたまっている。

「悠クンこれ受け取って下さい」

差し出されたのは手紙で…いわ
ゆるラブレターって言うやつ…。

まぁ、嬉しく無い訳じゃないけど…。

「ありがとう…。でもごめんね???俺彼女いるから…」

笑いかけながら手紙を受け取る
と女の子は顔を真っ赤にさせて
うつむきながら後ろにいた友達
と出で行っちゃった…。


「わー悠クンモテモテ!!!ほんと羨ましい〜…。」
友達の1人がからかうような口
調で言ってくる。
「で、手紙になんて書いてあんの???」
もう1人は手紙に興味津々なようで…。

「ここで見るわけ無いでしょ…。って、なに勝手に見てんの!!」

目を離したうちに二人はテーブ
ルに置いてあった手紙を開け始
めた…。

ほんとなにやってんの!!!

心の中で突っ込みながら取り返
そうと立ち上がると

「「突然ですが、私斎籐悠クンの事が大好きです!!彼女いるのはしってるけど友達でいいから仲良くして下さい」だってさ」

ってなに読んじゃってんの?!


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