僕らの唄



「悠ってさー何でそんなにモテんの???」

「そりゃ、あれだろ…。ルックスが良くて性格もいいうえキラッキラッな笑顔がオプションで付いて来るんだからさ」

「あー俗に言う「王子様キャラ」つーやつ???」

「そー…。あーでも良いよな悠の笑顔!!俺もこんだけ笑えたらなー…。」

二人は読み終えた手紙には興味
が無くなったのかまた勝手な事
を言い出した…。

でもまぁ、誉められるのは嫌じゃないかなー(笑)

「俺の事そんなに誉めても何もで無いよ??
……あっ、今日のご飯奢るから♪♪」

なんて昼飯を食べ終えまだ俺が
何でモテるのかを議論してる二
人に冗談半分にそう言うとゴチ
になりますとか言って席を立ち
やがった…。

ったく現金な奴らだな〜…。

そう思いながらもお金を払って
いると彼女の愛美サンが不機嫌そ
うに近付いて来た…。

「ねぇ悠クン…さっきのは何かなー???」


藤原愛美 [フジハラ アミ]

俺より1つ歳上の22歳。モデルに
も引け取らない程の美人で頭も
いいし性格もいい

…だけど少し愛美サンは焼きもち過ぎるのが難点かな


「えーと…。愛美サン怒ってる??」

「あたりまえじゃん?!悠クン誰にで
も優しい笑顔で話し掛けるから毎日告られちゃってさー…。」

支払いが終り一緒に歩き出しな
がら苦笑いして言うとまだ不機
嫌そうにして愛美サンはブツブツ言ってる…。

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