私は世界一幸せもの☆
in屋上

―キーンコーンカーンコーン―

あぁーぁっ!授業始まっちゃったよ…。
『いいじゃなぃ…そのうちバレるんだから…そんな顔しないの!可愛い顔が台無しよ?』
『可愛くないからね?まぁ、もぅすぐバレるから良いけどさ…。』

いや?別に隠してるわけじゃないよ?
全国No.1の総長やってたら喧嘩売ってくる奴らもいるし学校には迷惑かけたくないからしてるだけ…。

『なにがバレるのかな?美咲ちゃん?』
『えっ?』
この声はまさかと思うんだけど…。
その方に顔を向けると…。
『なっ……なんで!
なんで!あんたたちがいるのよ!!




白石 空也!久保田 慎!それに新城 蓮!!』
まじで!?授業は?えっ?聞かれてた!?

『なんでってサボり?だってめんどくさいしね?』
『それにオレら頭良いから。』
えっ?そうなの?慎くんよ?
頭良いのかよ!つかなんでこの学校に来たの?
ちょいと聞いてみるか♪
『あっ…あのなんでこの学校に来たんですか?』
『なんでってねぇ?慎?』
『あぁ…蓮が教師殴って退学?なぁ蓮?』
『うっせーよ…別にいいだろ…』
『そーなんですか…』
教師殴って退学?やっぱり最近荒れてるって噂本当だったんだ…。

『それで美咲ちゃんバレるってなに?』
『えっ!?いゃ…なにも無いですよ?』
『へぇーっ…ねぇ君さぁ…なんでその格好なの?』
もしかしてばれた!?

『どう言う意味ですか?』
『うーん…何て言うか高校生になってこんな格好してる子初めて見たから?』

そっちかぁー…。安心した。
『とくに理由なんて無いですよ?』
『ふーん…ねっ!せっかく友達になったんだからさ敬語やめよ?』
『えっ?…でっ…でも…』
友香助けて!!あっ!気付いてくれたみたい。
『ごめんなさいね?美咲昔からなので無理ですよ?』
『そっか…つか君の名前なに?』
『神田 友香だけど…?』
『友香ちゃんかぁ…可愛いね!』
『どーも…つかサボるなら他あたって』
『はぁ?お前らがどっか行けよ?』
うわぁ初めて会話に参加してきたよ新城 蓮…。
『先にいたのはうちらなんで…つか転入初日から授業サボってんじゃねぇよ』
『テメェ…殺るか?』
『上等じゃねの?』
うわぁこれから大変なことになってしまう前に止めなくては…。
『とっ…友香ちゃん?私トイレに行きたいから中に入ろ?』
『ああ"?んだよ?黙れよ!』
あら?ヤンキーがでてるよ?このままほっといてたらヤバイんだよね…。
仕方ないか…。
『おぃ…友香?喧嘩ならやめろよ?』
そう低い声で言うと友香は気付いたらしく

『えっ?あっ!美咲!!ゴメン!トイレだったね?行こっ♪』


あのままだったらヤバかったわ。



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