私は世界一幸せもの☆
SIDE 涼

はーいと言って幹部の子達の所へ行った美咲。
『おぃ…友香…ちゃんと美咲守れよ?そう約束したからな…』
友香にそう言うと見たこともない真剣な顔つきで友香は俺を見て言ってきた。

『わかってる…もぅ二度と美咲を守れないなんて嫌だからね…私はあの日からずっと忘れたことなんてない…あのときの…美咲の泣いた顔を…』
そう最後を言った後友香は悲しい顔をしていた。
たぶんあの日の美咲の泣き顔を忘れた奴らなんかいない。
だって美咲にとって一番の悲しみだからこれ以上の悲しみなんて俺にはないと思う。

だって…


美咲にとっての…



一番悲しいくて辛い…




思い出とは………




自分の前で亡くなっていった………





大切な…





兄だったから……


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