魔法?そんなのありえないっ!?




圏外……



「あーっもう!」


ほんとにどうしよう。


とりあえず、この螺旋階段
下りてみる?


でも、もし私をここに
連れてきた人とかがいたり、
全く得体のしれない物が
あったら…


もう十分パニクってるのに、
ほんとに神経やられそうで怖い。



え?そんな事
言ってる場合じゃない??


まぁ、確かに動かなきゃ
何も始まらないとは
思うんだけど、こう。
足がすくむというかさ…



「はぁ。」



……よし!
下りてみよう!!



私は、決心して
バッと腰を浮かした。



その瞬間。



ガタッ!!



え…??



私は反射的に音のした
窓の方へ振り向いた。



「え、ビビらせんなよな。
誰かいたのかよ。」



へ??



そこには、30階の高さを
(どうやってか知らんが)外から
登ってきたと思われる男の人がいた。



【第一印象】

かっ、かっこいい…。


そこにいた男の人は
稀にみる(見たことないけど)
であろう、ってぐらいの
イケメンだった。






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