魔法?そんなのありえないっ!?
「そーだわ!
あのね、2人共よく聞いて。
ユリ様が行方不明になられたの。」
「はぁ?!」
えーと…
「はい?」
すいません、誰でしょう?
「あ、ユリ様はこの城の
お姫様。つまり、この世界の
お姫様よ」
はぁ…って
「それ、ヤバくないですか?」
「あーもう、あいつまたかよ!」
また…?
何回もやってんの??
お姫様なのに?
「そう、多分またクルト界に
行ったと思うのよ。
ノーズを使って…」
え?
「だから、俺はあいつが
ノーズを持っとくの反対したっつのに…
しかも、タイミング最悪…
あいつ今の地球情勢
知らねえからな…。」
ノーズ…ってそれ…
もしかしたら…
「あ、蘭は何の事か
わかんないわよね。
また、後で説明してあげるから!
あ…ルイ、姫様ノーズ所有の件は
王様があんたに謝罪するって
言ってたわよ。」
ルイ あー、くそ! っと言いながら
いわゆるヤンキー座りをする。
「だから、行方不明に
なってからじゃ遅えんだよ!
…んで分かんねぇかな。」
いや、確かに話は
わかんないんだけど.
「えーと、ちょっと
いいですか?」
「ん?いーわよ。
質問??
さっぱりわかんないよねぇ。笑」
「あ、違うんです。
えっと、あの…そのノーズ?
っての私聞いたんですけど…」
「ええっ?!」
ミーシャさんは、
ガッと私の肩を掴む。
…いや、痛いです。