魔法?そんなのありえないっ!?




森の匂い、音。
森は静かで気持ち良くて好きだ

…気がつくともう夕方に
なっていた。
居心地良すぎだろ?


「さて、帰ろーかな」


そろそろ暗くなってくるし
お腹もすいたからね。


ここは、魔法とか宇宙人とか
非現実的なことを考えることがなくていいなぁ。


大体そういうのはゲームの中だけにしてよね。
↑意外とゲーム大好き♪


「現実にそんなことが…」


私はフッと横を向いた。


「え?」


いや、正直それは別に大したことじゃなかった。
森の遠くの方の地面がぼんやり光っていて、私はなぜか気になった。


そこに人がいて、暗くなってきたからライトを置いただけかもしれない。でも…どうしても私は気になったんだ。



私はその光の所に行った。
そこにあったのは大きな鏡だった。


「こんな学校の森に鏡??」


設備はしっかりしてるハズだしましてや、粗大ゴミなんかこんなとこに捨てる訳が無い。


ただ、その鏡は家にあるような大きな鏡で、とても…立派だった。売ったら何百万もするような…


でも、私が一番気になったのは…こんなに立派なのに、その鏡が凄い濁ってること。


濁ってる、って言い方は間違ってるかも。
だけど鏡としての役割は全く果たしてない。うつるどころか、深い…闇みたいな?何をどうしたらこんな鏡が出来るんだろう。



「こんなに周りは綺麗なのにな…」


私はしゃがみ込んで
その鏡に触れようとした。













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