ズルい人



幸いにも、今は夜でここは人通りが少なかった。


誰も俺が殺したなんて分からないはず。


そう思った俺は真緒の血をタオルで拭き取り、真緒の遺体を車に乗せた。


そして、山奥に遺体を捨てた。


俺は真緒を殺したことをなかったことしようとした。


この日から、俺は真緒に弄ばれて捨てられた男を演じていた。


【回想終了】



< 16 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop