皇帝のサイコロ
石鹸の良い匂いがふわりと香る。

愛が身体を少しよじった。

それを合図に唇を離す。

「苦しかった?」

「うん、ちょっとだけ……。ねぇ、昭くん」

「ん?」

「まだ避妊してね」

「了解。もう少し愛ちゃんを独り占めしたいしね」

「えへへ。私も」

それから愛の身に付けているものを脱がせ、時間をかけて愛撫した。
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