皇帝のサイコロ
「おはよー」

「おはよう。あらま、有紗も目が開いてないわね」

「うん……」

「大丈夫よ。時間がたてば治るわ」

「夕方には治れば良いけど。今日はデートだから」

会話を聞きながら羨ましく思った。

俺も新しい恋がしたい。

デートがしたい。

その為には、まともな生活をしなければ。

そう思うと俄然やる気がわいてきた。

チン!と出来上がりの合図が鳴った。

皿にのせリビングに移動する。

そしてソファに腰をおろした。

「いただきまーす」
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