皇帝のサイコロ
週に一、二回とランダムな休み。
カレーの匂いに染まる日。
それを繰り返して、気づけばあっという間に1月下旬になっていた。
家に帰り、手渡された給料を確認する。
12万4950円。
あれからずっと1日500円作戦をしていたから、だいぶお金の重みが分かってきた。
もう二度と、「ただの一万円」だなんて発言はしない。
借金に対する考え方も変わってきたように思う。
「晩ごはんよー」
母の声に返事をし、階段を下りる。
今日の晩ごはんは寄せ鍋だ。
「牡蠣は?」
「入ってるわよ」
カレーの匂いに染まる日。
それを繰り返して、気づけばあっという間に1月下旬になっていた。
家に帰り、手渡された給料を確認する。
12万4950円。
あれからずっと1日500円作戦をしていたから、だいぶお金の重みが分かってきた。
もう二度と、「ただの一万円」だなんて発言はしない。
借金に対する考え方も変わってきたように思う。
「晩ごはんよー」
母の声に返事をし、階段を下りる。
今日の晩ごはんは寄せ鍋だ。
「牡蠣は?」
「入ってるわよ」