ビタークリーミーホイップベイベ
5.
「ゼリーちゃんて……
なんだってそう、いちいちあたしの夢に水差すのぅ?」
そーやって、飴玉みたいな目、可愛げにうるませたってダメ。
そろそろ現実見なさいよ、ミルク。
あんたのこと、こんなに考えてる私の身にも
ちょっとくらいはなれっつーのよ。
「プーンだ。そんな心配ご無用だよん。
新しいダーリン、できちゃったもん☆」
はあああああ!!!!????いつの間に!!!!????
「つうわけで。これからあたし、デートなの♪
今度こそ本物の、いかしてる、スイ~トな
かっこいいあたしの王子様なのよ彼ってば!!」
ポッカリ口が開いたままの私に、
シャワーで泡を流し終えたミルクは続けて言った。
「じゃあねゼリーちゃん!あなたもボヤボヤしてないで、
早くダーリン狩りに出かけなさいよ~ぅ☆
バイバーーイ♪」
「…………………………」
ミルクはバカだって皆が言ってる。
そんなことは、ミルクの一番そばにいる私が誰よりもよく、わかってる。
なのにあいつは、どーーしてあんなに恋多き女なの????
そんでもって、どーーして私は、あんなバカ女に振り回されてる
の????
恋心、生クリームみたいに泡立てて、バニラエッセンスみたく甘い香り
漂わせながら
ふわふわホイップされた足取りで、ダーリンの元へ去っていく。
まったく。ピンクのバラみたいなほっぺたしてさ。
あーーーーもう!!認めたくなんかないよ!!だけどさ。だけどね。
そんなミルクは世界一、いい女なわけ。
そんなミルクにオトコは、ぐらっとまいっちゃうわけ。
ついでに私もぐらっと、来ちゃってるってわけ。
あいつ、女の恋人は欲しくないのかぁ。あーあ。
せつな過ぎて、あったま来るわよ。
バカバカバーカ。おまえなんか。
散々振られて酔っ払って、ドブ川に顔突っ込んで死んじまえ。
愛してるよ、ミルク。
なんだってそう、いちいちあたしの夢に水差すのぅ?」
そーやって、飴玉みたいな目、可愛げにうるませたってダメ。
そろそろ現実見なさいよ、ミルク。
あんたのこと、こんなに考えてる私の身にも
ちょっとくらいはなれっつーのよ。
「プーンだ。そんな心配ご無用だよん。
新しいダーリン、できちゃったもん☆」
はあああああ!!!!????いつの間に!!!!????
「つうわけで。これからあたし、デートなの♪
今度こそ本物の、いかしてる、スイ~トな
かっこいいあたしの王子様なのよ彼ってば!!」
ポッカリ口が開いたままの私に、
シャワーで泡を流し終えたミルクは続けて言った。
「じゃあねゼリーちゃん!あなたもボヤボヤしてないで、
早くダーリン狩りに出かけなさいよ~ぅ☆
バイバーーイ♪」
「…………………………」
ミルクはバカだって皆が言ってる。
そんなことは、ミルクの一番そばにいる私が誰よりもよく、わかってる。
なのにあいつは、どーーしてあんなに恋多き女なの????
そんでもって、どーーして私は、あんなバカ女に振り回されてる
の????
恋心、生クリームみたいに泡立てて、バニラエッセンスみたく甘い香り
漂わせながら
ふわふわホイップされた足取りで、ダーリンの元へ去っていく。
まったく。ピンクのバラみたいなほっぺたしてさ。
あーーーーもう!!認めたくなんかないよ!!だけどさ。だけどね。
そんなミルクは世界一、いい女なわけ。
そんなミルクにオトコは、ぐらっとまいっちゃうわけ。
ついでに私もぐらっと、来ちゃってるってわけ。
あいつ、女の恋人は欲しくないのかぁ。あーあ。
せつな過ぎて、あったま来るわよ。
バカバカバーカ。おまえなんか。
散々振られて酔っ払って、ドブ川に顔突っ込んで死んじまえ。
愛してるよ、ミルク。