月夜に浮かぶ白雪桜
謎の青年に会う
神(‥‥さっきのは、何だったんだ?
ここはどこだ?なぜ、みんな着物を着ている?
しかも風景が、時代劇みたいだな。)

そんな事を考えていたが、じっとしている事は、
神羅には耐えがたい事なので、神羅は町をまわってみる事にした。

神羅は家が神社だから、
大抵、着物を着ていた故に、このおかしな風景に馴染んでしまった。

神(やっぱ、この状況は、あれか?科学的にはあり得ないが、タイムトリップしてしまったのか?
‥‥とにかくもう少し町、まわるか。)

「きゃーーっ」

そのとき、近い所で女の悲鳴が聞こえた。
 とたんに神羅は、走って悲鳴が聞こえた所に向かった。

神(見つけたっ!)

そこには、たくさんの人たちが女と浪士を囲んでいた。

?「やめてっ!離してっ!」

男「いいだろ!お茶しようって言ってるだけじゃねぇか。」

すっ

神羅は腕を捕まれていた女の横に立った。

……音もたてずに。

神『やめろ!本当、貴様たち男は、野蛮だな。恥をしれ、恥をしれ』

男「何だよ、急に現れやがって、というかじゃまだ、どけよ!」

カチャッ

男は抜刀し神羅に襲いかかった。
誰もがみんな神羅が斬られたと思い、目を瞑った。 
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