初カレ
あたしたちは、ちいさなパスタ屋さんに入った。
ここら辺では有名なお店。
「やっぱ地元の方が落ち着くなー」
「あはは!そうですね」
「ごめんね。疲れちゃったよね?」
「楽しかったです」
「そっか…ってゆーかこれうまーい♪」
先輩はおいしそうにパスタを頬張る。
「夏帆ちゃんも一口」
先輩はくるくるっとパスタをフォークに巻いて、あたしの前に差し出す。
「えっ…」
「?おいしいよ?」
おいしいのは分かってるけど。
(これって間接キス…!!!!)
あたしには刺激が強すぎる。
だけど先輩は当たり前かのようにフォークを差し出す。
(もう、いいや!)
意を決してあたしは先輩のフォークに巻かれたパスタを口に入れた。
「おいしーい!」
「だろーっ!夏帆ちゃんのもちょうだい」
「あ、はい…どうぞ」
先輩にお皿ごと出すと
「違うでしょ、そこは!」
と突っ込まれた。
「へっ!?」
「夏帆ちゃんに食べさせてもらいたいなーぁ」
「え…」
先輩は早く早くと言わんばかりの瞳であたしを待ってる。
先輩がしてくれたようにあたしもパスタを巻いて先輩の前に差し出す。
先輩はそれをパクッと食べて
「うまっ!」
と言っていた。
先輩は何も意識してないだろうけど、あたしは手が震えた。
ここら辺では有名なお店。
「やっぱ地元の方が落ち着くなー」
「あはは!そうですね」
「ごめんね。疲れちゃったよね?」
「楽しかったです」
「そっか…ってゆーかこれうまーい♪」
先輩はおいしそうにパスタを頬張る。
「夏帆ちゃんも一口」
先輩はくるくるっとパスタをフォークに巻いて、あたしの前に差し出す。
「えっ…」
「?おいしいよ?」
おいしいのは分かってるけど。
(これって間接キス…!!!!)
あたしには刺激が強すぎる。
だけど先輩は当たり前かのようにフォークを差し出す。
(もう、いいや!)
意を決してあたしは先輩のフォークに巻かれたパスタを口に入れた。
「おいしーい!」
「だろーっ!夏帆ちゃんのもちょうだい」
「あ、はい…どうぞ」
先輩にお皿ごと出すと
「違うでしょ、そこは!」
と突っ込まれた。
「へっ!?」
「夏帆ちゃんに食べさせてもらいたいなーぁ」
「え…」
先輩は早く早くと言わんばかりの瞳であたしを待ってる。
先輩がしてくれたようにあたしもパスタを巻いて先輩の前に差し出す。
先輩はそれをパクッと食べて
「うまっ!」
と言っていた。
先輩は何も意識してないだろうけど、あたしは手が震えた。