初カレ
「夏帆ちゃんの担任って話しなげーのな!」
ホームルームが終わるとほぼ同時くらいに立ち上がって先輩のもとへ一目散に走っていったあたしを見て、先輩は優しく笑いながら言った。
「先輩、わざわざ来てくれなくても…」
「だって教室で待っててもすることないし」
「でも…」
「それに夏帆ちゃんのこと見てるの好きだから」
何気なく先輩が放った言葉に思わず顔が熱くなる。
そんなあたしと先輩を、瑠海たちは興味津々で見ていた。
「ばいばい!瑠海ちゃんに柚夏ちゃんに汐里ちゃん」
先輩はあたしの大切な友達の名前をきっちり覚えていてくれた。
あたしが毎日話すからだろうけど。
それを聞いた3人は嬉しそうに先輩に手を振っていた。
(…先輩のそういうとこが好き)
恥ずかしくて口には出せないけどそう思った。
先輩は当たり前にあたしの指に、指を絡めてくる。
先輩と歩くといつもそうしてるけど、いまだにドキドキしてしまう。
ホームルームが終わるとほぼ同時くらいに立ち上がって先輩のもとへ一目散に走っていったあたしを見て、先輩は優しく笑いながら言った。
「先輩、わざわざ来てくれなくても…」
「だって教室で待っててもすることないし」
「でも…」
「それに夏帆ちゃんのこと見てるの好きだから」
何気なく先輩が放った言葉に思わず顔が熱くなる。
そんなあたしと先輩を、瑠海たちは興味津々で見ていた。
「ばいばい!瑠海ちゃんに柚夏ちゃんに汐里ちゃん」
先輩はあたしの大切な友達の名前をきっちり覚えていてくれた。
あたしが毎日話すからだろうけど。
それを聞いた3人は嬉しそうに先輩に手を振っていた。
(…先輩のそういうとこが好き)
恥ずかしくて口には出せないけどそう思った。
先輩は当たり前にあたしの指に、指を絡めてくる。
先輩と歩くといつもそうしてるけど、いまだにドキドキしてしまう。