初カレ
嫉妬
｢あーっ!!楽しみ!!｣

瑠海は鼻息を荒くした。
というのももうすぐクラスマッチという球技などをしてクラスごとに競うという小さい体育祭みたいなものが行われるからだ。
あたしたちは英語科で女子しかいないから、体育科の男子と一緒にひとまとめでクラスマッチに参加する。
唯一男子と関わる機会なのかもしれない。
当然瑠海の鼻息も荒くなるわけだ。
なんでも、体育科にお目当ての男子がいるらしい。



渚たち３年生は受験があるから参加しない。
ちょっとだけ残念だ。
去年、きっと渚は活躍していたと思うけど、あたしとは別世界の人だと思っていたからほとんど覚えてない。
それが１年経ったら彼氏になっているんだから不思議。
もし１年前に戻れるなら、渚のことをちゃんと見ておいて！って自分に言いたい。



あたしたちは何に出ようかなんて話で盛り上がった。
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