初カレ
翌日、何の競技に参加するか決めるのに体育科の男子と合同でホームルームをした。
「あれあれ!」
瑠海が言っていたのはバスケ部の男の子だった。
そういえば、あたしたちの学年ではモテていたような気がする。
1年生からスタメンでキャーキャー言われてた。
そんな彼は、波崎翔と言った。
「絶対おんなじ競技に出たい!」
「はいはい」
「でも、波崎くんモテるし他の子も狙ってるんじゃないかなぁ?」
「絶対出る!みんなも協力してよね!」
「瑠海ちゃん気合い入ってるね」
波崎くんは確かに背も高いし、目を引く存在かなとは思う。
一緒にいる子が騒がしくてさらに目立ってる感じだった。
「何かあのうるさいの、瑠海みたい」
こそっと汐里が言った。
思わず吹き出した。
「まぁ確かにモテそうだけど、ガキっぽい」
「そりゃあ汐里の彼氏は大学生だもん、そう見えるでしょ」
「それなら春海先輩の方が数億倍かっこいいわ」
…なんだかうれしい。
自分の彼氏が友達に褒められるのが。
「あれあれ!」
瑠海が言っていたのはバスケ部の男の子だった。
そういえば、あたしたちの学年ではモテていたような気がする。
1年生からスタメンでキャーキャー言われてた。
そんな彼は、波崎翔と言った。
「絶対おんなじ競技に出たい!」
「はいはい」
「でも、波崎くんモテるし他の子も狙ってるんじゃないかなぁ?」
「絶対出る!みんなも協力してよね!」
「瑠海ちゃん気合い入ってるね」
波崎くんは確かに背も高いし、目を引く存在かなとは思う。
一緒にいる子が騒がしくてさらに目立ってる感じだった。
「何かあのうるさいの、瑠海みたい」
こそっと汐里が言った。
思わず吹き出した。
「まぁ確かにモテそうだけど、ガキっぽい」
「そりゃあ汐里の彼氏は大学生だもん、そう見えるでしょ」
「それなら春海先輩の方が数億倍かっこいいわ」
…なんだかうれしい。
自分の彼氏が友達に褒められるのが。