初カレ
第二試合であたしたちは負けてしまって、卓球は終わってしまった。
二人三脚まで時間があったので、あたしたちはグランドに出て話をしていた。
あたしはどこかで渚を待っていたけど、渚が姿を表すことはなかった。
そして、午前中の最終競技、二人三脚が始まろうとしている。
気持ちはモヤモヤしたままだった。
(切り替えなきゃ!)
あたしは頬をパンっと叩いた。
スタート前のわずかな時間でどのペアから走るか順番を話し合う。
息が合っているからという理由でトップバッターは瑠海たちに。二番目に柚夏、三番目に汐里、そしてアンカーはあたしたちになった。
「アンカーとか。最後の最後で抜かれたら嫌だなぁ〜」
「何弱気なこと言ってんだよ!他の奴らが頑張ってくれるはずだから、俺らも頑張ろうぜ」
「うん」
そう応えると、波崎くんはあたしの手をパンっと叩いた。
二人三脚まで時間があったので、あたしたちはグランドに出て話をしていた。
あたしはどこかで渚を待っていたけど、渚が姿を表すことはなかった。
そして、午前中の最終競技、二人三脚が始まろうとしている。
気持ちはモヤモヤしたままだった。
(切り替えなきゃ!)
あたしは頬をパンっと叩いた。
スタート前のわずかな時間でどのペアから走るか順番を話し合う。
息が合っているからという理由でトップバッターは瑠海たちに。二番目に柚夏、三番目に汐里、そしてアンカーはあたしたちになった。
「アンカーとか。最後の最後で抜かれたら嫌だなぁ〜」
「何弱気なこと言ってんだよ!他の奴らが頑張ってくれるはずだから、俺らも頑張ろうぜ」
「うん」
そう応えると、波崎くんはあたしの手をパンっと叩いた。