初カレ
モトカノ
夏が近づいて、渚はもっぱらサーフィン三昧だ。
そんな渚を浜から眺めているだけでも十分幸せ。
本当は一緒にサーフィンできたらもっと楽しいだろうなって思う。
だけど、あたしは泳ぎがそんなに得意じゃない。
「夏帆ちゃん、暑いから店の中に入ってな!」
そうあたしに声をかけてくれたのは、渚のお世話になっているサーフショップのオーナーだ。
渚にサーフィンを教えてくれた人。
オーナーに、彼女ですって紹介してくれたときは、恥ずかしかったけどそれ以上にうれしかった。
「でも…」
「どうせ渚は店にくるんだから、大丈夫だよ!ずっと外に出てると熱中症になっちまうぞー!」
確かに。
あたしは、オーナーの言葉に甘えてお店の中に入った。
「はいよ!」
そう言ってオーナーはあたしにマンゴージュースを出してくれる。
「冷たくておいしー!いつもすいません、ごちそうになっちゃって」
あたしがそう言うと、
「いいの、いいの!夏帆ちゃんがお店くると女の子のお客さん増えるから!」
とオーナーは笑った。
その時、入り口の鈴が鳴った。
そんな渚を浜から眺めているだけでも十分幸せ。
本当は一緒にサーフィンできたらもっと楽しいだろうなって思う。
だけど、あたしは泳ぎがそんなに得意じゃない。
「夏帆ちゃん、暑いから店の中に入ってな!」
そうあたしに声をかけてくれたのは、渚のお世話になっているサーフショップのオーナーだ。
渚にサーフィンを教えてくれた人。
オーナーに、彼女ですって紹介してくれたときは、恥ずかしかったけどそれ以上にうれしかった。
「でも…」
「どうせ渚は店にくるんだから、大丈夫だよ!ずっと外に出てると熱中症になっちまうぞー!」
確かに。
あたしは、オーナーの言葉に甘えてお店の中に入った。
「はいよ!」
そう言ってオーナーはあたしにマンゴージュースを出してくれる。
「冷たくておいしー!いつもすいません、ごちそうになっちゃって」
あたしがそう言うと、
「いいの、いいの!夏帆ちゃんがお店くると女の子のお客さん増えるから!」
とオーナーは笑った。
その時、入り口の鈴が鳴った。