初カレ
「だんだんその子の存在がでっかくなってって、思い切って声かけたんだよね」
渚が初めて声をかけてくれた朝がすぐに浮かんだ。
「で、呼び出したんだけど、ああいうの初めてしたから、夏帆がちゃんとついてきてくれてるか不安だった!でもダセーとこ見せらんないからドキドキしながら屋上行ったんだ」
(嘘…だぁ…)
「あとは、俺がハッキリ告んなかったせいで夏帆に迷惑かけたり、俺が嫉妬したりで…まだ付き合って数ヶ月だけど、いろいろあったな!…瞳のことは話しておけばよかった。…ごめん」
今までちゃんと聞けなかった渚の気持ちがわかって、あたしはどれだけ自分の事ばかり考えてたんだろうって気付かされた。
「あたしのほうこそ、ごめんなさい。…自分の事ばっかり…」
「わかってくれた?俺がこんだけ夏帆を好きだってこと」
「うん…‼︎渚、大好き!」
渚にあたしが飛び付くと、渚は勢いよく後ろに倒れた。
それがなんだかおかしくて、ふたりで笑った。
ニコッと渚が笑ったあと、あたしたちはキスをした。
渚が初めて声をかけてくれた朝がすぐに浮かんだ。
「で、呼び出したんだけど、ああいうの初めてしたから、夏帆がちゃんとついてきてくれてるか不安だった!でもダセーとこ見せらんないからドキドキしながら屋上行ったんだ」
(嘘…だぁ…)
「あとは、俺がハッキリ告んなかったせいで夏帆に迷惑かけたり、俺が嫉妬したりで…まだ付き合って数ヶ月だけど、いろいろあったな!…瞳のことは話しておけばよかった。…ごめん」
今までちゃんと聞けなかった渚の気持ちがわかって、あたしはどれだけ自分の事ばかり考えてたんだろうって気付かされた。
「あたしのほうこそ、ごめんなさい。…自分の事ばっかり…」
「わかってくれた?俺がこんだけ夏帆を好きだってこと」
「うん…‼︎渚、大好き!」
渚にあたしが飛び付くと、渚は勢いよく後ろに倒れた。
それがなんだかおかしくて、ふたりで笑った。
ニコッと渚が笑ったあと、あたしたちはキスをした。