今日も、明日も、明後日も
「そこで、家に帰って中を見て、思いついたのがウソの手紙。一字一句真似て書いたんだけど、なかなか似てたでしょ?」
「はい。全く気付かなかったくらい」
「でしょー?……最低なことしてるのはわかってたんだけどさ、やめようとは思えなかった」
「……どうしてそこまで?」
「どうしてって言われると……どうしてだろ。何て言っていいか、俺もよくわからないんだけどさ」
なんてくだらないことをしているのか、彼自身何度もそう思っただろう。
けど、その手が止まらなかった理由は。