今日も、明日も、明後日も



「一緒に過ごすうちにいろんな顔を見て、いろんな顔を知るたびにどんどん惹かれていった」



無愛想で、口数は少ない。平気で無視もする。

そんな、私を?



「確かに鈴ちゃんは大人しい子で、近寄らないでほしいってオーラで囲われてて……けど、時折見せる優しさや笑顔が嬉しかった。二人で過ごす時間が、愛しいって感じた」



私のひとつひとつを、あなたは見てくれる。



「その笑顔を、守りたいと思ったんだよ」



そう呟いて振り向いた彼は、見たことないくらい真剣な眼差し。いつものような笑顔はないけれど、真っ直ぐで優しい目をしていた。


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