今日も、明日も、明後日も



「……よく私の指のサイズが分かりましたね」

「うん。うちの会社にいる女の子でさ、見た感じ鈴ちゃんと同じ指のサイズの子にお店まで付き合って貰ったの」

「……もしかして、あの日?」

「そうそう。よく知ってるね」



じゃああれは……このための指輪を、選んでいたんだ。

私の姿を思い浮かべて、優しい笑顔を見せて。



「……そーいうことですか……」

「へ?なにかあった??」



つまり私は一人で考えて、勝手に誤解してたわけ……。

そんな自分が恥ずかしいやら情けないやら、でも安心感のほうが大きく思わず笑みがこぼれてしまう。



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