年下の彼は、生意気くん!
さっきから、振り回されてる気がする。
「ここ、右左どっち?」
「あ、右」
「了解」
私は、アパート暮らし。
もちろん、一人。
大学生になっても、流石に親の世話になっているわけにはいかないから。
「…あ、ここ」
私と南原は、いつの間にか家に到着していた。
「ふぅん。アパートなんだ」
「そーですよ。ここからバイト先も近いし、便利な場所」
「そんな情報どうでもいーし」
「ごめんなさーい」
いつになったら生意気じゃなくなるのかな。
とゆうか、こうゆう態度に慣れてきちゃってる私も私だけど。
「じゃあ、送ってくれてありがとう」
私は、そう言って南原の手を離す。
だけど、また手を握られた。
「……え?」