年下の彼は、生意気くん!
何、あいつ。
私は、家の中に入るなり、南原から貰った紙袋を机の上に置いてベッドにダイブした。
ああ、これからバイトだぁ。
夕方から夜にかけてって一番辛いよ。
南原は、良いよなぁ。
今日は、私と一緒で午前中に終わったらしいけど……バイトしてないから、ゆっくりできる。
一人暮らしすると、自分で稼がなきゃいけないから大変だ。
ベッドから起き上がって、ふと机の上にある紙袋を見つめる。
「何が入ってんだろう」
もしかして、びっくり箱的な感じで、びっくり紙袋的な?
……流石にそこまでしないか。
私は、そっと紙袋を覗き込む。
すると、中には、手の平サイズの箱が合った。