年下の彼は、生意気くん!
……何だろ。
ゆっくりとその箱を取り出して、少し揺らしてみた。
中からは、カタカタと音がしてきた。
「こっちがびっくり箱?」
勢い良く箱を開けると、中からは、何も飛び出してこなかった。
「…良かった」
そして、箱の中を確認すると……
私がジュエリーショップで欲しがっていた、ネックレスが入っていた。
「ぇぇえええっ!!」
な、何で?
何?
これ幻!?
……超嬉しい。
何で南原が?
あ、もしかしてあのとき?
『待ってて』って言われたときかな。
あいつ……優しい。
また、私のことドキドキさせちゃったよ。