年下の彼は、生意気くん!
「ねぇ、ずっと気になってたんだけど……」
「ん?何?」
「ちなみって、南原君のこと好き?」
玲奈の言葉に体が固まった。
「いや、いやいや!」
「図星?」
ニヤリと笑う玲奈。
私の反応を楽しんでいる気がする。
「自分では、気づいてないとか?」
「れ、玲奈何言って…っ」
ヘラヘラと笑う私に、玲奈の一言が私に心に残った。
「ちなみは、南原君を好きだよ!」
好きって……そんなあっさり決めないでよ。
「私は、別に…」
「じゃあさ、南原君が女子とデートしてたら嫌でしょ?」
デート?
デートって、今日みたいなこと?
南原が他の女子にネックレスとかあげたり、何か買ってあげて、手ぇ繋いでるってこと?
そんなの……
……嫌だ。