年下の彼は、生意気くん!
ちょ、待って……嫌だ?
は!?
嫌だって何が?
いやいや、冷静になれ私!
この場だけで、決めつけるのは可笑しい!
しかも、南原は、年下だよ?
私が頭を抱えながら、悩んでいると、隣から笑い声が聞こえてきた。
「図星だぁ!ちなみは、南原君のことが好きなんだよ!絶対っ。応援するね?」
「ず、図星じゃない!」
「ちなみってツンデレ~」
「う、うるさいっ」
「可愛い可愛い~。よし、もうすぐで交代だよ。玲奈、先に行ってるね~」
玲奈が出て行って、パタンと閉じられた扉。
……言いたいこと言って、行っちゃうなんて。
なんかモヤモヤする!
自覚してないだけで
「………好きなのかな」