年下の彼は、生意気くん!


私も急いで着替えて、更衣室から出た。
もちろん、ネックレスは、着けたまま。


交代する前に、店長から声を掛けられた。

「今日から新人さんが入ってるから、何か合ったらサポートしてあげて?」

「あ、はいっ」

「ちなみに、高校生で……名前は──…」


〝高校生〟って、もしかして……。


「千速智也君。高一だったかしら」


……ですよね。
あいつがバイトなんかするわけないって、何意識しちゃってんの。


「分かりました。じゃあ、交代してきます」

「よろしく~」



……新人さんか。

どんな男子かな。

ワクワクしながら、交代すると、目の前に綺麗な男子が立っていた。


その男子を見つめていると、目が合ってしまった。


「あ、今日から入った千速です。よろしくお願いしますっ!」




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