年下の彼は、生意気くん!
あ、新人さんって……この人のこと?
「あ、えっと、浜田ちなみです。よろしくね?」
「はいっ」
本当に高校生って疑っちゃうくらい、かっこよかった。
私より背が高いし、南原くらい?
てゆうか、南原より年下って……年下に見えない。
「あ、あの、先輩。そんな見られると困りますっ」
「あ、ごめんね?」
「いえ、大丈夫です」
智也君は、顔を真っ赤にした。
すると、『ピーンポーン』と十九番が光った。
「あ、俺行ってきます!」
智也君は、十九番の席に向かっていってしまった。
智也君を目で追うと、南原が視界に入った。
じゅ、十九番に南原がいる。
しかも、私服?
いつからいたんだろ。
……あっ
南原を含めて男子が三人いるけど、女子が二人いる。