すきだよ。
正直、上山と一緒に仕事するよりはましだが、美野も相当扱いづらい。
なにせ、俺様だから。
きっとクラスの女の子たちにとっては最高のシチュエーションなんだろうな。
─私だって、憧れるけど…─
って、おい。
ここは学校だ。
自分のキャラを通さなくちゃ。
まあ、話しかけるつもりはないので、単独で出来る仕事は一人でやってしまおうと思っている。
向こうも私に関心がないのか、なにも話しかけてこないし、
この日は、お互い一言も交わさず仕事を終えた。