すきだよ。







「…えぇっと、分からない…なんで??」


なんだか、急にドキドキしてきた。



「…ほんとにわかんねぇの??」


ほんとに…??





ドキドキドキドキ…

鼓動が速くなる。


いざ問われてみると、美野が助けてくれたことが、色々思い浮かぶ。


俺様で仕事もしないけど、何だかんだで優しいやつなんだ…


「…わかんない。けど、美野は、や、優しいよ…」



美野は少し驚いた顔をしたけど、
「じゃあ、教えてやるよ。」

そう言って、ゆっくり近づいてきた。



分からない

分からない分からない分からない



美野が近づくほど。





でも、すごく





ドキドキするんだ…



















< 59 / 61 >

この作品をシェア

pagetop