愛してる
俺は自分の席に座りながら窓の外を見ていた。



「おい!!」


明らかに怒っている顔の海斗



「杏子ちゃん、あんまいじめんなよ」


なんでそこまで怒るかなぁ…


『別によくね?あんなアンパンマンみたいな顔してるヤツなんか…

って…海斗??』



海斗の顔が鬼の見える気がする。


「はぁ?


お前杏子ちゃんからかうのもいい加減にしろっつーんだよ!」



まさか…
いやぁ…まさかな?


コイツ本気で



『好きになった?』



「んなわけないし!」



即答するのが余計に怪しい。


『顔真っ赤だよ。海斗君♪』



「きしょい」



『きしょい言うな!


アンパンマンに海斗が好きになったってー


って言ってやってもいいんだぞ?』




「悪かった!謝るからそれだけは…」



バレバーレだよ?


海斗君♪
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