想い続ければ...。
そんな嬉しいことがあったのに
その数十分後には
大変なことがあるとは.....。


因数分解のやり方教えたあとも
メールしてた。

『メール受信中です。』

って表示されたから

普通に中津からだと思って
メールの受信ボックスを開いたら
そこに表示されてた名前は──


[紗弓]だった。

私は、とっさに
イヤな予感がした。


そんな私の勘は、当たってしまい

紗弓からのメールには、

「華音ーっ、今平気??」

だった。

最近、紗弓とはメールしてなかった。

突然メール来たから
内容は、だいたいわかった。

「なにー??」

私は、わざと何も知らないフリして
返信した。


紗弓からの返事を待つあいだに
中津なら返事が来た。

中津に返信して
ドキドキしながら
紗弓の返事を待ってた。

『メール受信中です。』

あっ、返事きた。

見るのが怖かった。

私は、意を決して
紗弓からのメールを見た。

そこに書かれていた内容は──

「正直に答えてね??
 華音、中津のこと好きでしょ??
 別に紗弓は、華音が中津のこと
 好きになったからって
 華音と友達やめたりしないよ??
 だから、嘘つかないでね??」

だった。

私は、焦った。

どうしよう...。

紗弓もまだ中津のこと
諦めてないから
絶対知られたくなかったのに...。

でも、私は、正直にゆった。

「隠しててごめんね。
 私も中津のこと好きになっちゃった
 紗弓には、ゆえなかった。」って。

そのあと、また前みたいに
友達でいようねってなったから
よかったけど...。



< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop