危険なオアソビ【甘々小説】
1 助けてくださいよ
「ね!?お願いー!!由奈が来ないとヤバイのよー!」
突然の合コンの誘い。
あたしはいくら仲良しな友達に頼まれても、この話はすぐ断った。
「ヤ ダ!」
深山由奈。
高校2年生の青春真っ盛りの時期だが、あたしは恋愛に疎い。
今までに何回か付き合ってきた人はいるが、すべて即!終結。
それは男みんなが体目当てのバカ男ばっかだったから!
あたしの夢見る理想の人は大人で清楚で立派……だから集まってくるチャラ男ばかりに嫌気が差していた。
そもそも合コンに来る奴なんて…
「絶対盛った男ばかりが来るよ!」
「そんなことないって!ね?お願いー!今日はチャンスなの!」
話を持ちかけて来た友達・麻美は、本当は他の女の子一人を誘って、4人の合コンを計画していた。
だけどその女の子が行けなくなったため、あたしを誘ったらしい。
誘った理由=暇そうだったから。
…確かにあたしは暇人ですよ!