危険なオアソビ【甘々小説】
"さっきの御礼は一回で十分"……?
あたしはこの男の言葉を思い出しながら、服を脱がされていることに敏感に反応した。
「ちょっと!何してるのよ!?」
「何って…俺に御礼くれないの?」
何が悪いのか分からない、と言った顔をするこの男。
何かが欠けているというかズレてるというか…。
不思議な男だ。
「だから!あたしはあんたに体預けるなんて一言も言ってない!」
あたしは上半身だけ起こして、乗っかってる男を睨みあげる。
男はつまんなそうに、(あーあ。)と呟いた。
「わざわざ優しい俺が、一回ぐらいで済ましてあげるって言ってんのに」
「とにかく触るな!近付くな!離れろ!」
この変態男!
裕介くんといい、この男といい…キライ!大っキライ!