危険なオアソビ【甘々小説】



"さっきの御礼は一回で十分"……?


あたしはこの男の言葉を思い出しながら、服を脱がされていることに敏感に反応した。




「ちょっと!何してるのよ!?」

「何って…俺に御礼くれないの?」




何が悪いのか分からない、と言った顔をするこの男。
何かが欠けているというかズレてるというか…。

不思議な男だ。




「だから!あたしはあんたに体預けるなんて一言も言ってない!」


あたしは上半身だけ起こして、乗っかってる男を睨みあげる。

男はつまんなそうに、(あーあ。)と呟いた。




「わざわざ優しい俺が、一回ぐらいで済ましてあげるって言ってんのに」

「とにかく触るな!近付くな!離れろ!」




この変態男!

裕介くんといい、この男といい…キライ!大っキライ!
< 14 / 27 >

この作品をシェア

pagetop