危険なオアソビ【甘々小説】
そして…
いきなりこんな展開になってしまった。
何故、あたしはこの男と一緒に帰ってるんだろう?
いや、最近、この辺が物騒なのは本当のこと。
よく不審者情報を聞いてたし。
だけど、家まで送ってもらうほど、別にこの男に心配される必要はない。
「ねぇ。何で送ってくれるの?別に…あたし一人で帰れるし。ガキ扱いされても困るんだけど!」
「は?オメェーみたいに短いスカート履いてる女がいるから、男は我慢できなくなるんだぜ?ガキの女が偉そうに強がんな」
「あんたの近くにいるのが1番危ないんだけど」
「…あ?なんか言った?」
恭平から一歩下がって、恭平を警戒しながら歩く。
あたしに歩幅を合わせて歩く恭平を見て、そんなに悪い奴じゃないかも、と思いながらトボトボ歩いた。